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頭痛の概説 診療と予約 院長の意見 医院の概要
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頭痛の分類
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◎慢性頭痛 数週間以上続くもの(時々、痛く無い時もある)。

1.片頭痛(へんずつう)

 かつては「偏頭痛」とも言われました。血管性頭痛の一種です(Migrainと言います)。

国際分類では、

  1. 前兆のある片頭痛(古い分類では古典的片頭痛)
    1. まず、視野内にギザギザ形や閃輝暗点が見えます
      (キラキラ光るがその向うは見えない)。
    2. 次にすぐに頭痛、特に拍動痛が来る。
      吐き気、嘔吐、光がまぶしい、音がつらい等、これが6時間以上続きます。

片頭痛が起る様子

  1. 前兆の無い片頭痛(古い分類では一般型片頭痛)
    1. 目に見える前兆は無いが、アクビが出る事はあります。
      脳への血液循環が低下した事が考えられます。
    2. A-2と同じです、苦しいです!

片頭痛が起る様子

AもBも動くと頭痛が強くなります。冷やす方が良いです。

女性(20〜40才)に特に多い。遺伝が関係していると言われています。

ぶどうの房

2.群発頭痛(Cluster Headache)
 一年に一度くらい、7日〜20日位、毎日ほぼ同じ時刻に片方の目の奥などがえぐられる様な拍動痛が来ます。
 Clusterとは(ブドウやバナナ等の)房と言う意味で、発作が固まって起る事を示しています。

中年男性  流涙、鼻閉もあり、ものすごい頭痛で寝ていても目がさめます。
 中年男性に多いので、仕事の鬼と言われる人たちに起ります。でも、どうしても倒れてしまいます。とにかく大変な痛みです。なお、飲酒で頭痛が増悪します。
 目がえぐられる様に痛い。涙・鼻汁が出る。カンカンカンと痛い。決まった時刻におこります。

3.緊張型頭痛(古い分類の筋収縮型頭痛に当ります)

肩こり

 特徴は、

  1. 拍動痛(=血管性頭痛)では無い事(じわーっと持続する痛み)。
  2. 頭が重い。締めつけられ。何かが貼付いている…という感じ。
  3. 入浴・軽い運動で少し良くなる。
  4. 肩こりが強い人に多い。
福禄寿頭上の象

 最も、多いものです。精神緊張でも、筋の緊張でも起ります。

4.頭部外傷後の慢性頭痛

  1. 狭義の頭部外傷後の慢性頭痛
     いわゆる鞭打ち損傷もここに含まれます。この原因としては、追突事故などのため頚椎(首の骨)の過伸展と過屈曲が起こり、頚部の軟部組織の挫傷や頚椎の捻挫もあって、痛みのみではなく、眩暈、耳鳴り、吐き気、易怒性、集中困難、記銘力の減退、抑うつなどいろいろな多彩な症状が見られやすいものです。
     しかし、むち打ち症とか頚椎捻挫というよりも、最近は Postconcussion syndrome という概念がよく話題になります。症状は類似しています。いずれにせよ、あまり強い頭部外傷ではなかった場合に頑固な難治性の後遺症状が残ることが多いと言われています。

  2. 重症頭部外傷後の頭痛
     これは予想外に頭痛を訴える人が多いようです。同時に麻痺、失調、人格変化、痴呆などがあります。しかし、心的エネルギーも不十分なため、訴えは激しくないように思われます。
  1. 慢性硬膜下血腫
     頭部を打撲してから1〜3カ月後に頭痛、半身の不全麻痺、意識状態の低下、痴呆、などが起こり、頭部のCTを見れば簡単に診断がつきます。発見が早ければ手術などでよくなります。
慢性硬膜下血腫のCT
慢性硬膜下血腫のCT

5.その他の慢性頭痛

老人に見られる側頭動脈炎
 側頭部(いわゆる「こめかみ」)の頭皮に分布している動脈が固くなり閉塞する疾患です。ステロイド投与でよくなるとされますが、多いものではありません。

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